小銭と認知症
キャッシュレスの記事のなかで、
買い物のとき小銭の扱いが面倒という話をしました。
高齢者の小銭の扱い方をみると、
認知症かもしれないと気付くサインにもなります。
周りで、お財布に小銭がいっぱいという人はいませんか。
認知症といっても程度はさまざまで、
物忘れはあっても
日常生活を維持できている人は少なくありません。
長年の慣れた暮らしを続けることは可能です。
いつものお店で、いつもの買い物をする。
しかし支払いの時、
お財布から必要な金額のお金を
正確に出すことは難しくなるようです。
求められた金額は、
どの紙幣や貨幣を組み合わせればいいのか
混乱するからです。
そのため数百円の代金でも、
小銭ではなく紙幣で払い、
たくさんのおつりを受け取る。
それがそのまま使われずにたまっていく。
また少額の買い物でも1万円札を使うので、
あっという間にお財布からお札がなくなります。
本人はそんなに買い物をした覚えもないので、
お財布からお金が盗まれた、
という被害妄想につながることもあります。
今後は金融機関で自分の口座に小銭を入金する際、
手数料を求められるようになっていきます。
大きな瓶などに小銭貯金をしている高齢者は多いのですが、
残念ながら今後は
あまりおススメできないと思います。