さいごまで私は私 ~心構えと暮らしの備え~

女性を応援する終活カウンセラーです

老後資金づくりの順番は

老後のお金に不安を感じたとき、

何から手をつけたらいいでしょうか?

 

生活環境や経済状況によってさまざまですが、

私が考える優先順位をお話します。

 

目的は「老後資金」なので、

一番大切なのは「安全性」です。

 

高齢になってから、

「こんなはずじゃなかった」というリスクは避けたい。

その失敗は取り返しがつかない恐れがあります。

安全性が高いものを最優先し、

徐々に運用へ回していくほうがいいでしょう。

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老後資金づくりの第一歩は、

公的年金を最大限受給できるようにすることです。

年金制度に不信感をもつ人もいるかもしれませんが、

どれだけ日本経済が傾いたとしても、

公的年金制度が民間の金融機関より

先につぶれることはありません。

 

年金受給額を増やす方法はいくつもあります。

もしも年金保険料を納めていない期間があれば、

きちんと納めたほうがいいでしょう。

 

預貯金は使えばゼロになりますが、

年金は生きている限りずっと受け取ることができます。

ここをきちんと押さえたうえで、

次に進むことが大切だと考えています。

 

 

公的年金の次は、

民間保険会社の個人年金保険等です。

いろいろな商品がありますので、

利回りをよく確認して検討してみましょう。

 

高齢になってから受け取るので、

受給手続きの簡便さや保険会社の安定性なども

考慮に入れたほうがいいと思います。

 

その次はNISAやiDeCoなどの、

非課税優遇等がある資産運用でしょう。

資産運用の初心者には、とてもお勧めです。

このNISAやiDeCoをしっかり理解すれば、

その後いろいろな資産運用へ繋がっていくと思います。

 

そして最後が株などの売買による運用です。

 

不安が大きいゆえに、

株で一発逆転を狙う!は、一番危険です。

それは資産運用ではなくギャンブル。

 

長期的に複利で着実に増やしていくことが、

安全で有益な資産運用となります。

一つの銘柄に大金をつぎ込むことは避けて、

リスクを分散しましょう。

もしこちらが思うように結果がでなくても、

こちらでカバーできる、

というやり方を目指しましょう。

 

老後資金は自分の心身が衰えたあとに

必要となるものです。

高齢になってもちゃんと管理できるかを

しっかり想定しておきましょう。

認知症になってしまい、

財産があるのにそれを使えない、

または他人に悪用される場合もあり得ます。

 

大切なお金を

大切な自分のために使えるようにしたいですね。