さいごまで私は私 ~心構えと暮らしの備え~

女性を応援する終活カウンセラーです

これからの医療 2/2

私が子どもの頃は、 往診してくれる病院が多くありました。 しかし最近は少なくなりましたね。 具合が悪いから医師に診てもらいたい。 そんなときに病院まで足を運ぶのは、 本当にシンドイでしょう。 自宅である程度の診察が受けられれば、 きっと楽だと思い…

これからの医療 1/2

高齢になると身体が弱り病気がちになる、 というイメージがありますね。 たしかに老化は避けられません。 しかし高齢者の病気は慢性疾患が多く、 病院で治療を受ければすぐに治るわけではないこともあります。 また治療を受けたとしても、 若い頃のように「…

四季を楽しむ

健康に長生きすることを考えたとき、 大切なのは暮らしのリズムだと思っています。 季節のしつらえ 日本には四季があり、 彩り豊かな暮らしを楽しむことができます。 今は桜が満開ですね。 しかし最近は季節外れの気候も珍しくなくなりました。 暑いのか寒い…

老後資金づくりの順番は

老後のお金に不安を感じたとき、 何から手をつけたらいいでしょうか? 生活環境や経済状況によってさまざまですが、 私が考える優先順位をお話します。 目的は「老後資金」なので、 一番大切なのは「安全性」です。 高齢になってから、 「こんなはずじゃなか…

老後はいつやってくるか

2016年に発行された、 「ライフ・シフト 100年時代の人生戦略」 という本があります。 当時ずいぶん話題になったので、ご存知の方も多いでしょう。 私もこの本を読んだことがきっかけで、 自分の未来について、 大きく意識が変わりました。 未読に方はぜひ読…

ねこに学ぶ長寿の秘訣 2/2

20歳で大往生した猫、はなこの思い出話を続けます。 2 性格 私も同居家族も猫好きのため それぞれが捨て猫を拾ってしまい、 当時はからずも多頭飼いになっていました。 そのため猫同士の相性の良し悪しに とても苦労しました。 顔を合わせると喧嘩になる猫…

ねこに学ぶ長寿の秘訣 1/2

もう6年前になりますが、 愛猫のはなこが虹の橋を渡りました。 20歳でした。 猫の年齢で20歳は、 人間なら100歳近い大往生です。 手のひらに乗るくらいの子猫のときに近所の公園で拾い、 大事に育てました。 一時は7匹の猫を飼っていましたが順々に天寿を全…

棺に何をいれるのか

多くの高齢者の最期に関わってきて、 つくづく学んだことがあります。 「人は、すべてを持って死ねない」 ということです。 お別れのとき棺に入れることができるのは 写真や身の回りの品など、 本当にわずかなもの。 多額の財産や不動産があっても、 あの世…

遺影のはなし

お葬式とは何か、という話を以前書きました。 「お葬式」の意味を知っていますか? お葬式には必ず「遺影」が必要、と 思っている人もいるのではないでしょうか。 最近は葬儀社などが、 元気なうちに自分が気に入るような遺影を 撮影するイベントなどもして…

介護離職のむずかしさ 2/2

介護離職が増えると、 社会に大きなデメリットが生じます。 それでも介護離職を選ぶ人がいる要因は、 ①情報の不足、偏り ②社会や周囲の理解不足、不当な評価 などが考えられます。 また、 ③介護者自身の生活への不安 もあるのではないでしょうか。 親に介護…

介護離職のむずかしさ 1/2

働く女性は増えていますね。 女性の自立や社会進出といった面だけでなく コロナ禍の前から景気の低迷が続いており、 生活のために働かざるを得ないことも多いでしょう。 暮らしや子どもの教育費のために働き、 ちょっと一息ついたころ親に介護が必要になる、…

住みやすい家とは 3/3

昨今のコロナ禍もあり、 家にいる時間が増えた人は多いと思います。 住みやすい家づくりのために、 ご自分がどんな動きをしているか あらためて捉え直してみましょう。 これまで当たり前にしてきたことが、 年を重ねると だんだん負担になることもあります。…

住みやすい家とは 2/3

私が住む地域はさいわいに 地震が少ないところです。 しかし水害が起こりやすく、 夏は台風の被害に備えなければなりません。 住みやすい家を考えるとき、 「防災」の視点はとても重要です。 地震や台風のとき、 がけ崩れや浸水のリスクはないか。 屋根や窓…

住みやすい家とは 1/3

「バリアフリー住宅」を謳った家はたくさんあります。 以前関わったある高齢者のお宅は、 「バリアフリー」を積極的に取り入れたものだったらしいのですが、 実際には使いづらそうな面がありました。 たしかに室内はまったく段差がなかったのですが、 寝室が…

100年の人生 2/2

100歳までの未来設計を考えてみましょう。 まずは健康。 2020年の日本人の主な死因をみると、 1位 悪性新生物(ガン) 2位 心疾患 3位 老衰 となっています。 すでに「老衰」が第3位。 今後さらに医療が進み、 病気では死なない時代がくるでしょう。 し…

100年の人生 1/2

日本は長寿国です。 65歳以上の高齢者は全人口の29.1%。 この数字は年々増加しています。 長寿とは 「長生きを寿ぐ(祝福する)」こと。 しかし最近では「長生きリスク」 という言葉もあります。 思ったより長生きすることで、 想定外の困難が予想されるか…

IT社会への期待 2/2

IT技術で、 暮らしや医療も変わっていくと思います。 良い方向へ。 現在すでに日本で一番多い家族形態は、 いわゆる核家族ではなく、 一人暮らし世帯です。 若いときの一人暮らしは自由を満喫できますが、 年を重ねたあとを考えると不安もありますね。 それ…

IT社会への期待 1/2

最近は仕事やプライベートで、 Zoomなどをふつうに使います。 昨年コロナ禍におそわれるまで、 予想もしていないことでした。 コロナ禍で失われたものはあまりに大きいのですが、 得たものもあると思います。 IT技術が私たちの暮らしのなかで、 大きな役割を…

小銭と認知症

キャッシュレスの記事のなかで、 買い物のとき小銭の扱いが面倒という話をしました。 高齢者の小銭の扱い方をみると、 認知症かもしれないと気付くサインにもなります。 周りで、お財布に小銭がいっぱいという人はいませんか。 認知症といっても程度はさまざ…

キャッシュレスは味方

2019年10月、 消費税が10%になった頃から 日本でもキャッシュレス決済が進んできました。 他の国に比べて、 キャッシュレスの利用が少ない日本。 2015年の統計では、 韓国は89.1%、中国は60%利用していますが、 日本は18.4%です。 経済産業省「キャッシ…

季節のしつらえ

80代90代になっても元気な方の共通点として、 「季節のしつらえ」を 丁寧されていることがあります。 日本には四季があり、 食べ物、服装、家の整え方など 季節ごとに違いますね。 旬の食べ物を楽しんだり、 この時期しか身に着けないという服や小物を出して…

保険を見直す 2/2

年齢を重ねるにつれて、 健康への不安は大きくなります。 ついつい医療保障の手厚い保険を 選びたくなるかもしれません。 しかし日本は国民皆保険の国です。 医療費として支払った一定額以上の金額は 返ってきます。 また高齢者が罹りがちな慢性疾患は、 長…

保険を見直す 1/2

終活に関して エンディングノートを持っている方もいるでしょう。 内容はいろいろですが、 自分の資産を記入する欄はあると思います。 ここに必ず書いておいたほうがいいのが、 保険です。 保険とは不測の事態が起こったときに、 経済的損失を補填するもので…

お金を見直す

コロナ禍によって失ったものの大きさは、計り知れません。 しかし得たものもあったのではないでしょうか。 外出ができずに家で過ごすことで、 自分と向き合う時間が増えました。 そこで自分の暮らしを見つめ直した人もいるでしょう。 コロナ禍がなければ、 …

ゆっくり、ぐっすり

エネルギーやパワーを回復させるために必要なのは、 食事よりも「睡眠」だそうです。 体調が優れないときや疲れたとき、 風邪をひいたときなど、 ついつい無理してでもしっかり食べようとしがちです。 しかし消化吸収にエネルギーを向けてしまうと 身体の回…

食べ方も自分らしく

年齢とともに、 食生活も変わってきますね。 私も最近は、 いわゆる食べ放題がちょっと苦手になってきました。 ビュッフェ形式は好きなものだけ選べて良いのですが、 たくさんは入らないのでなんだか損した気分になります(笑)。 自分の好みにあった美味し…

「お葬式」の意味を知っていますか?

「お葬式」とは何か。 きちんと知りたいと考えて、 5年前に葬祭カウンセラーの資格を取りました。 民間資格ではありますが、 弔いごとを体系的に理解するのに役立ちました。 成年後見人の仕事では、 身寄りのない方の最期にも関わります。 親族がいない、 い…

気になるお墓

「お墓」のことは気になっていても 相談しづらいことの一つではないでしょうか。 菩提寺があり日頃から懇意にしていれば安心ですが、 そうでない場合はどうしたらよいか悩みますね。 まず自分の遺骨を納めるお墓があるのか。 Yesの場合は自分の死後、 そのお…

おススメ 終活本

終活は、何歳から始めたらいいのでしょうか。 時々この質問を受けますが、 答えはその人によって違ってきます。 育児や介護をしている方なら、 それがひと段落してから、となりますし いわゆるおひとりさまであれば、 早めに行動したほうが安心できるかもし…

「鬼滅の刃」と終活

「鬼滅の刃」は圧倒的な人気を誇るマンガですが、 私がこれを知ったのは 昨年、映画が話題になってからでした。 子供が鬼と闘う話、 それほど興味をそそられなかったというのが正直なところです。 しかし社会現象ともいえる熱狂的な人気ぶりに、 これはただ…