「鬼滅の刃」と終活
「鬼滅の刃」は圧倒的な人気を誇るマンガですが、
私がこれを知ったのは
昨年、映画が話題になってからでした。
子供が鬼と闘う話、
それほど興味をそそられなかったというのが正直なところです。
しかし社会現象ともいえる熱狂的な人気ぶりに、
これはただの「人気マンガ」ではなく
「国民的マンガ」になるのではないかと感じました。
もし私が今、
別に生活に困るわけではありませんが、
なんだか社会で生きづらそうだなと思います。
日本人なら誰でも知っているだろうという前提から、
取り残されてしまう。
今「鬼滅の刃」のマンガやアニメに親しんだ多くの子供や若者が
これからの社会を作っていきます。
登場人物のキャラクターも「呼吸」も「柱」も、
誰でも知っているはず、となるでしょう。
日常のちょっとしたところに使われる
マンガのエッセンスが理解できないでいると
疎外感を感じることになるかもしれない。
そこでこれは終活に必要だなと考え、
全巻大人買いして一気に読みました。
結果的には終活うんぬんの理屈は抜きに素晴らしい作品で、
何度でも読み返すと思いますし、多くの気付きもありました。
子供向けではあっても、子供騙しでない、
非常にクオリティが高い内容だということは
私が言うまでもありませんね。
このように日本の娯楽文化において
マンガやアニメは欠かせない存在となっています。
またゲームもそうでしょう。
流行りものにいちいち踊らされる必要はありませんが、
世の中の動きを捉える感性は大切です。
偏見や先入観を手放して、
「今とこれから」の自分の幸せのほうへ目を向ける。
情報アンテナをしっかり立てておくことが、
老後の暮らしを豊かにするのではないでしょうか。