まずはここから取り組みましょう 1/3
安心安全な老後のための健康づくり、
まず意識したほうがいいポイントはこの3つです。
「目」
「歯」
「足腰」
順々に、お話していきますね。
まずは「目」から。
私たちは外部からの情報の9割近くを、視覚から取り入れています。
高齢化する社会では、緑内障や糖尿病などにより視力を失う人も増えており、
障害者手帳の保持者は31万人、手帳を持たない人や見えづらい人も含めると
160万人が視覚障害で生活に不便を強いられている状況にあると言われています。
目に頼っている情報量が減ると、毎日の生活がぼんやりしてしまいます。
いろんな物事がスムーズに運ばなくなり、
外出や人と接することが億劫になったりする可能性も。
こんなところから認知症のリスクが高まるのではないかとも考えられます。
目の衰えを感じるきっかけはいわゆる「老眼」でしょうか。
近くの文字が見えづらくなって、買い物時に商品のラベルが良く見えない、
本を読むのがシンドイなど。
早い人は40代から、不便を感じるようです。
「白内障」という目の病気があります。
眼の中でレンズの役割をする水晶体が濁ってしまい、
光が通りにくく見えづらくなります。
70代以上の高齢者の80%が罹るといわれ、
これも早い人は40代から症状がでます。
予防方法は、紫外線対策が効果的です。
外出時や運転中など、季節を問わずサングラスをすることがお勧め。
色はできるだけ薄いものを選んでください。
濃い色のサングラスだと光を取り込もうと瞳孔が開いてしまうため、
紫外線から受けるダメージが増えてしまいます。
お勧めはクリアサングラス。
レンズに色がなく、透明のものです。
(きちんと紫外線カットの働きをするものを選んでください)
これは一見普通のメガネにしか見えませんので、
色の付いたサングラスに抵抗がある方でも大丈夫。
ユ〇ク〇などで、1,000円程度で買えますよ。
またドライアイなどで、習慣的に目薬を差す方もいるようです。
症状によっては必要かと思いますが、
爽快感を求めて刺激が強い目薬を差しすぎていないか気を付けて下さい。
目をつぶるだけでも、ずいぶん違います。
アイマスクを活用して、5分10分目を労わってみませんか。
血行を良くするためにアイピローやホットタオルを使って
目を温めることも試してはいかがでしょう。
パソコンやスマホを良く見る人は、ブルーライト防止メガネも活用しましょう。
日々のちょっとした心掛けが、将来の違いをつくると思います。
疲れ目の時はグリグリとまぶたを揉みたくなりますが、
デリケートな部分なので触り過ぎるのもご注意を。
肩や首、耳の後ろの髪の生え際などをマッサージしたほうが、
視界がスッキリしますよ。