住みやすい家とは 2/3
私が住む地域はさいわいに
地震が少ないところです。
しかし水害が起こりやすく、
夏は台風の被害に備えなければなりません。
住みやすい家を考えるとき、
「防災」の視点はとても重要です。
地震や台風のとき、
がけ崩れや浸水のリスクはないか。
屋根や窓は安全か。
避難所までの道のりはどうか。
災害時は自分の身の安全確保が最優先ですが、
地震や台風が過ぎ去ったあとも
暮らしは続いていきます。
もし被害が生じたら、
自分でどのように対応し、後始末できるか。
真剣に考える必要があります。
自分で管理できる範囲を明らかにして、
万一の際に支援してもらえる人や機関などを
普段から想定しておくといいですね。
いつ何が起きるか正確に予想することは困難です。
それでもできることはちゃんと準備している、
と思えることが
不安を軽くし安心に繋がっていきます。
また「防犯」も大切です。
毎日の戸締りを忘れない、
同時にそれが負担にならないような工夫。
近所付き合いは面倒なこともありますが、
周囲の目があるほうが安心なことも多いです。
異変に気付いてもらえる環境は、
高齢になるほど必要でしょう。
そして未知の訪問者には
玄関扉を開けないで対応できるか。
きっちり用心することと、
支援の手を受け入れることの両方の線引きを
自分の中で考えておきましょう。
万一のことを想像するのは嫌なものです。
テレビなどの情報で、
過剰に不安を煽られてしまうこともあります。
だからこそ、
自分の地域と自分の暮らしを冷静に捉えて
自分の想いを行動にしていく。
まだ元気な今だからこそ、
できることはたくさんありますよ。