100年の人生 1/2
日本は長寿国です。
65歳以上の高齢者は全人口の29.1%。
この数字は年々増加しています。
長寿とは
「長生きを寿ぐ(祝福する)」こと。
しかし最近では「長生きリスク」
という言葉もあります。
思ったより長生きすることで、
想定外の困難が予想されるからです。
日本人は昔から長生きだったようなイメージがありますが、
平均寿命が世界のトップクラスになったのは
1980年ころ。
第二次世界大戦が終わって間もない1950年は、
男性の平均寿命は58.0歳、
女性は61.5歳でした。
戦後日本人が長生きになった理由は、
主に衛生環境の改善、
医療の発展、
食生活の充実などが挙げられています。
昔は人生50年と言われていましたが、
近年は80年、
そして今は「100年」と言われるようになりました。
自分の寿命を80歳くらいまでと見積っていたら、
想定外の長寿に、
いろいろと問題が生じてくる。
それが長生きリスクです。
100歳までの生活費、
100歳までの住まい、
100歳までの人間関係。
改めて問い直すことが求められてきます。
だれもが100歳まで生きる時代の、
100歳までの自分の幸せ。
しっかりと考えていきたいと思います。